2015年12月23日水曜日

海外から日本のアマゾンプライムを見る

2015年12月23日現在、我が家が、日本のアマゾンプライムを香港から見る方法としては、パソコンで表示し、google castでテレビに飛ばすというのが良さそうです。

アマゾンプライムが日本でも始まって、コンテンツが揃ってきている模様です。子供の日本語教育を考えるにテレビは欠かせないので、なんとかこれを見ることができないか、模索してみました。

必要となるもの

1. 日本のアマゾンプライム資格
2. google castで表示できる状態のテレビ
3. Chrome (ブラウザ)と以下のプラグイン。Hola, google cast。

1.アマゾンプライム
これは基本的にすでに入っていることが前提です。

2.Google Cast(テレビ側)
うちは、テレビ自体がandroid osなので、別機械を必要とするアップルのair playより使いやすいです。Google のchromecastでもできるのではないかと思いますが、やったことがないのでわかりません。

3.Chromeブラウザ
WindowsとMacで確認できました。Chromebookもできるのではないかという気もしますが、やったことがないのでわかりません。

4.Holaプラグイン
Chromeブラウザのタブごとに接続地を変えることができる機能を提供してくれます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/unlimited-free-vpn-hola/gkojfkhlekighikafcpjkiklfbnlmeio?hl=ja

5.Google cast
タブの表示をテレビに送る機能を提供してくれます。
https://chrome.google.com/webstore/detail/google-cast/boadgeojelhgndaghljhdicfkmllpafd?hl=ja


表示方法

Holaの国選択で日本を選択します。

アマゾンのページのカテゴリーからプライムビデオを選択します。検索欄を空欄で、検索ボタンを押すと一覧が表示されます。テレビに表示するので、SDではなく高画質(HD)飲みの中から選ぶとしたほうがいいと思います。

あとは、再生開始。その後、Google castでテレビに転送します。


限界

うちは一応、光ファイバーのギガプランなのですが、VPNを利用するとスピードが格段に落ちます。そもそもパソコンでHD表示にするためのバッファよみにも時間がかかる感じです。なので4Kとかは無理と思います

あとGoogle Castは、再生機器側でコンテンツを読みに行く設定のはずで、なぜ、VPNを通していない状況で再生可能か、厳密には謎です。単にアマゾンが対応をゆるくしているというのが現状ではないかと思います。現に、米国のNetflixでは、同様の再生方法ができません。この点、対応を変えられると、成立しなくなります。

あと小さな子やパソコンに慣れていない人にとっては、リモコンだけで表示できるようにならないので、使いにくい方法と思います。我家の場合子供がそろそろパソコンを使えるようになってきたので、リモコンが絶対必要とはならなくなったので、今回はこの方法としました。


その他の方法

なお、その他の方法も検討してみましたので、そのまとめをかいておきます。

- Amazon TVなど、機器を買ってきてつなぐ。この方法を当初メインで考えましたが、うまく行かなさそうなのでやめました。日本にVPNで繋ぐ必要があるのですが、ルーターの設定を研究するに、どうも、アメリカ接続のための設定ファイルと日本接続のための設定ファイルを同時に

- Mac MiniやスティックタイプのPCをテレビに繋いで操作する。これも考えたのですが、機器の値段が結構する(特に4K対応を狙おうとすると)ので、とりあえず、先延ばしとしました。

- AppleのAirPlayは、画面をそのまま送る機能なので、画素数がテレビと違うMacから送りにくいかなと思い、やめました。できるだけテレビいっぱいに表示して欲しいと思ったので。

2015年12月21日月曜日

海外アマゾン ブラウンのミキサー 930cc

先日2人目の子供が生まれました。香港にて。そろそろ離乳食のキットの準備が必要になる時期。アメリカで使っていたミキサーが壊れたので、新たに買い直す必要があります。

見ると、ブラウン multi stickのコードレスが良さそう。型番は日本だと730cc, ドイツだと930ccか940cc。

例によってアマゾンで価格と性能の比較。

日本の730ccは、13000円程度。100vしか使えないとかいてあるのが、220vでの香港の難点か。ただ、どうせ変圧器は用意してあるので、さほどのダメージでもない。日本だと、帰国時に受け取れるよう実家に送るという戦略も使えるし。

アマゾンの世界価格比較には、chromeのプラグインを利用。目安にしかならないけど、あると便利。

今回目を引いたのは、ドイツ。もちろんブラウンの本国というのもあり。海外発送を許してくれる930ccで、70ユーロ程度。実際購入画面に進むと、間接税(消費税)抜きで買えるので60ユーロ程度。ただ、送料が結構かかり、香港まで送ると100ユーロ程度。結局13000円程度。

日本の730ccに比べた930ccの良い点は、説明書をみると、100-240vとなっている点。ちなみに、こういう説明書は各国語で書かれていて、多分それぞれの国で記載を強制する条項が異なる。気になる電圧は、100とか120とか220とか240とかの数字で検索するのがベスト。その部分だけだと、大体のアルファベット言語でわかる。
http://www.braunhousehold.com/Global/InstructionManuals/INT/MQ5-MQ7/Braun-Multiquick-9-Cordless-Hand-Blender-MQ-930cc-MQ-930cm-Instruction-Manual-PDF.pdf


更にネットをさまよう。どうやら別商品として登録されているUKのアマゾンの930ccを発見。UKのものは安くないのだが、表示させてみると、フランスのアマゾンだと60ユーロ程度。これは間接税込の価格。実際購入画面に進んでみると、間接税がかからない外国人扱いのため、50ユーロ程度で、香港までの送料込みで(遅くても別に構わないというオプションで)、75ユーロ弱。1万円程度に収まりそう。見た限りでは、これが一番安く帰るオプションっぽい。
http://www.amazon.fr/gp/product/B00QV1M15O?ref_=nav_ya_signin

これか、と思いつつも、まだ検討中。というのは、日本のブラウンの類似品を表示させていた時に、数年前に母に送った購入履歴が表示された。母があまり使っていない気もするので、ということは、それを取り寄せてしまえばただか??という気もしているため。

確か母の日か、母の誕生日(もしくはそれらをまとめたもの)に送ったのものなので、単に使っていないということを理由に取り上げてしまっていいものかは、なお、迷い中だが、とりあえずメールしてみた。。。


2015年8月25日火曜日

社会保険

会社員に対する強制的な社会保険料、どこまで必要なのでしょうか。これらの本質は金融商品であるので、国民にとって本当に商品なのか、金融商品に求められるべきことを中心に考えてみました。

社会保険には、厚生年金、健康保険、雇用保険などが含まれています。あると有用なものばかりだとは思いますし、必要があったから発展してきたのだと思います。ただ、今の時代にあっているのかといわれると疑問な気がします。その中身の制度設計も、国民に説明し、判断を求めるという形になっていないことも。

現在、社会保険費は、18%に迫ろうとしています。現代では、100年前とは大きく異なり、ほとんどの人が高校を卒業し、大学を卒業するようになりました。そのような環境の中でまで、国が手取り足取り、家計の設計をしていく必要があるのでしょうか。国が設計したほうがよほどいいものが出来て、効率的であるというのならともかく、民間に任せるのとさほど変わらないのであれば、むしろ民間に任せたほうがうまくいくのではないでしょうか。

 確かに国が各金融機関に与えているフィーというのは、民間で行った場合に比べてはるかに少ないと思います。その点、効率性は高いと思います。ただ、その運用手法は必ずしも、近時の金融手法を反映しているとはいえないのではないでしょうか。現在ではかなりいろいろな金融商品が消費者に提供されており、あとから振り返るに、結果的にそれらの商品のほうが有用であったという状況は十分に考えられます。

 厚生年金

厚生年金は、特に平均寿命が延びた現在、要は、自分の老後の蓄えです。会社負担分を加えるともとをとるのに給付を受け始めてから約20年かかるといわれています。この元を取るというのは、その他の運用に回した際の運用利回りが0であり、物価上昇が0であることを前提にしています。いずれも0ではないので、実際に、正味元がとれたという状態に持っていく(超長生きする)のは至難の技です。

しかも、現状では、300ヶ月収めないと、一切もらえません。働き方がさまざまになっていて、雇用形態も多様化しています。また、海外にチャンスを求める必要性もどんどん強まっています(低成長下での円安が続けば余計に)。同一企業で労働者として働き続ける人がどんどん減っている状況で、この300ヶ月(予定通り、制度改正で120ヶ月に減らされたとしても)のハードルは大変大きいと思います。

月々支払いがあり、何十年かごに払ってくれる約束で、元が取れるかわからず、300ヶ月払わないと、それまでの支払い金が没収という金融商品、ほしいですか?

このような商品を強制的に国民に買わせている制度というのが、まともな制度とは到底思われません。国民が本来得られるべきであった富を費消してしまっているだけではないのかなと思います。 これに関与している公務員の給料、金融機関に支払っている費用というのは、無駄な負担ではないかと思われてなりません。

制度論的には、同じ税金優遇がある日本版401k(確定給付年金)を商品も含めて拡充していくほうがよっぽど納得感があると思います。アメリカの401kが年間500万-600万円程度利用できている従業員は大量にいます。日本の上限が40万円程度なので、こちらに寄せていくというのは十分にありえる方策かと思います。

なお、厚生年金負担額にかかる税金が控除されているというのはありますが、年金受領時には税金がかかります。年金負担時の税額は、累進課税になっているので、高額所得者ほど、税引き後の運用効率は良くなります。上記計算では、税金を考慮に入れていません。

また、これらの議論において、厚生年金の会社負担分は、考えない、国民に見せない、考えさせないという議論が散見されます。年金定期便ですら、納付額には、会社負担分を含めていません。

論外です。金融商品の中身を偽る行為です。お金を預かり運用していく業者には、通常、プロとしての業者の義務に加え、英米法の信託に起因する信認義務まで負います。つまり、すべて、お金の預け元の利益のために行動しなければならないのです。中身を偽ったり、誤解させるような表示は、民間の信託であれば、役所にこっぴどく怒られるところです。

経済的に見ても、会社経営者、会社の視点からすると、個人にかかるコストという点で、年金で負担するか、 給料として与えるかというのは、大差ないわけです。なので、それは当然に給与でもらったほうが個人の自由度が高まりますし、国際的な転職をし、別の制度の適用を受ける際にも、元の給料が高いというのは、大いなる交渉材料となります。これが失われているのは当然にマイナスに考慮すべきです。


健康保険

健康保険についても、個人負担で、入りたい保険に入るということで何がいけないのでしょうか。アメリカの高額医療を体験した後では、日本の医療費・薬品代はとても安く感じます。保険がなくても十分に支払えるほどに。

現在、源泉徴収に記載されている健康保険代は、ものすごく高額です。ご覧になると驚かれると思います。これを医療費に充てるとすれば、すべて全額でも当然ぜんぜんやっていける額です。特に高額医療費の還付制度もある現在では、なおさら負担が少なく感じられます。無論保険は存する多数と得をする本当に困っている少数をつなぐという金融商品ですので、それ自体は多数派にとって当然の結論と思います。

ただ、これも、自分の意思に反して、強制的に買わせられている金融商品であるという点に大きな問題点があります。自己負担の割合の調整も出来ませんし、自動車保険のように、保険を使わないという選択肢をして、将来の保険料額の値上げを避けるといったことも出来ません。また、そもそも保険に入らないとか、保険にかける額を増やしたり減らしたりという自由もまったく奪われています。


雇用保険

雇用保険も同様、自分の入りたい民間の失業保険にはいるという話でなぜいけないのかということです。

まとめ

これらは、社会保険と呼ばれていますが、その本質は、すべて金融商品です。現在金融商品の販売は、説明義務の充足と、投資家の理解を踏まえた自由な投資判断というのが市場の根幹をなしています。

現状、社会保険という名の金融商品は、説明義務が満たされていないまま、投資家の自由意志に基づかない強制購入を強いている商品となっています。それでも、時代にあっていて、マーケットで購入できる一番いい商品であり、投資家の判断が期待できないような社会状況であるならその存在はむしろ望まれているともいえます。しかし、制度設計からかなりの年月がたち、経済的に損得が合わないことが主張され、制度の破綻まで毎年のように議論されている現在、もし、ここに記載されていることが真に事実なのであれば、これらの金融商品を国民に売りつけることはもはや許されず、それにぶら下がっている利権というのは厳しく糾弾される必要があると思います。


今一度、そもそも現代社会において、このような制度が必要なのか、考えてみる必要があると思います。その際、単に保護の拡大、税金の軽減だけ求めれば足りるという単純な発想を変えて、大きな目で見るのが必要じゃないでしょうか。

今の日本の国の財政はどうしようもなく行き詰っています。ぜひ大きな政府ではなく、小さな政府を志向する大胆な改革をしていく必要があると思います。誰かいないかなぁー

2015年8月20日木曜日

子供の英語教育の意味

1.子供の語学教育について

海外に暮らすと子供の英語教育・日本語教育について考えさせられることは多いです。英語は必要なのか、日本語は必要なのか、両方やらせる意味はあるのか、他の言語はどうするのかなど、悩みは尽きません。

どの程度やらせるのかについては、親のもつ語学能力と子供の能力も大いに関係すると思います。親が英語をネイティブとして話せないのに、英語を家に蔓延させることについての批判も尤もだと思います。実際、豊富な言葉で話しかけられた子供は子供の頃から豊富な語彙で話すように思います。一方で、アメリカでの移民二世をみるに、親から学ぶ語学が限定されていて、結局は家庭以外の環境が大きいのかなと思ってみたりもします。自分を振り返っても、表現の豊かさというのは親から直接学んだという印象は薄く、しゃべり口調も論調も親と同じと感じることはほとんどありません。

子供の能力という点では、そもそも2言語やるのが苦痛というのは大いにわかります。私自身学校で英語をやるのはすごく嫌いで、成績もすごく悪かったです。小さい子供の個性の差は大きいです。1つだけの言語でやっている子供のほうがその言語の語彙が多いような気にもなったり、両方をずば抜けている子を見て、どのように接したらあのようになるのか唸ってみたり。

一方で、特にヨーロッパ語圏出身の親で複数言語喋る人というのは、当然のように子供にもバイリンガル教育をしています。なので、まぁ、なんとかやれるのかなぁと思ってみたりも。

私の解決としては、子供のやる言語の1,2年先を自分が歩み続けるというのを考えています。英語については、チャプターブックなど読むようにし、少しでも学校関係の語彙を増やすようにしていました。また、今般北京語もはじめており、まだ、全然時間も取れないのですが、少しづつやっていければと思っています。


2.インターネットによる英語の優位性

私の小さい頃に比べインターネットがあるというのはとても大きいと思います。習った時に、先生の言っていることに納得がいかないというのはよくある話ですが、その際にちょっと異なる角度からの説明というのを簡単に見つけることができるというのはとても大きなことと思います。

もちろん、一般に言われるように、音源や、アプリ、スカイプなどのビデオチャットと言う意味でも大きいと思いますが、何より大きな違いは、この検索能力と思います。先生による当たり外れを自分で修正することができるこの検索能力はとても大きなもので、このインターネットの情報ベースがない世界というのは、もはや考えられないと思います。

そして、インターネットは、創世記より英語がメインで使われており、生活言語としては多言語も大いに生き残っていくと思いますが、有意な塊としての情報という意味では、英語での検索、英語での情報習得・発信が不可欠になってくると思われます。

歴史を紐解けばこれは決して例外的なことではなく、ヨーロッパではラテン語が、アジアでは日本も含め漢語が、長らく公用言語として使われてきています。

現在の風潮をみるに、プログラム言語と英語の親和性、アメリカの経済的政治的影響力、ビジネスにおける英語の汎用性、といった観点から、当分の間、影響力のある発言をしたいと思った場合、英語で行った方がダントツ有利ですし、情報を探すのもまず英語でというのが、合理的な選択となると思います。

インターネット創世記には、中心を作る必要がなくなり、これからは地方の時代と言われました。一方で、現実的には、世界的に見ても、先進国の中では中間管理職的な存在となっていた地方が没落し、中央とその他に分化していきました。日本では銀行はじめ、巨大な企業の殆どが東京に本社を持つようになりました。

同じことが言語でも起こっていると思います。日本の書籍文化は素晴らしいと思います。大書店に行くと、アメリカよりもよっぽど品揃えが充実していますし、ラインナップも偏っていない。世界に冠たるものだと思います。また、日常用語から、ビジネス、専門の研究まで、ほとんどすべてを日本語だけで補える点も、世界で数少ない、すごく充実した応用範囲のある言語だと思います。ただ、それでも、書籍の没落は止まらないでしょうし、日本語の垣根の低下も止まらないと思います。日本自体が成長基調であれば、まだ、世界が日本に合わせるというのも考えられますが、現状ではちょっとそれは考えにくいです。

ちなみに、中国語がメインになるとも思っていません。スペイン語などと同じく、巨大な日常用語としてしゃべる層を残しながらも、グローバル言語になることはないと思います。世界中で、英語で特に不満が噴出しているわけではありませんし、中国のエリートで英語ができないという人は今でもほとんどいませんし、今後はもっと減っていくと思われるからです。ネイティブ並の英語での議論ができる中国人というのは、特に珍しい存在ではないと思いますので、中国語を世界に広める労力を中国が本気で払うとは思えません。

なので、インターネットが普及すればするほど、世界の人が教育を受ければ受ける(これはそのような世の中になってほしいと思いますし、なっていっていると思います)ほど、英語が強くなると思います。

なので、他の言語の必要性とは一段異なるレベルで英語は必須だと思います。英語を勉強するのではなく、英語で考え、英語で調べ、英語で発表できる能力が必要なのだと思います。

英語のいいところは、アルファベットだけを使って表現するので、自分で読み書き、調べ物をするというレベルまで比較的幼少時に達することができます。したがって、最終的に日本語メインに育てる場合でも、小学校2年生程度まで英語中心で育てていれば、その後このスキルを子供が自分で鍛えることも無理ではないように思います。

日本は効率性を追求するのが得意なので、ぜひ小学校での英語教育を導入の暁には、全国民がこのレベルまで到達していただければと思っています。


3.教育プログラムの違い

他国の教育プログラムに触れると、日本の教育プログラムとの違いというのは、否応なく考えざるをえません。日本の教育システムは素晴らしいと思います。効率的にものを教える、落第なく上まで育て上げるという点において、なかなかこれに比肩する制度を世界に見つけるのは難しいと思います。

ただ、よくある批判ですが、落第者を作らない、画一的な考えを推奨するという点において、労働者養成用のシステムが発達したものであるのかなという印象もまた拭えません。

アメリカの教育をみると、発表、議論というところに重点をおいているように思います。良し悪しで、悪い影響も多々あると思いますが、より、強い日本人を作っていくと言う観点からは、英語で生で議論できて、しかも、言い負かされない、有用な解決を提案できるというのは、大変重要なことと思います。

日本人の場合、帰国子女でも、現地で、発表や議論において、クラスで1,2番を争うようになる人は、算数で1,2番を争う人に比べて格段に少ないと思います。単に現地の教育に放り込めばいいというものでないことは明らかで、この点は、日本語で教育する場合も意識して行っていく必要があると思います。

考える事の重要性というのは、日本で大事にされていると思います。ただ、発表しない考えはないに等しいというのが、国際社会特に批判にさらされる立場となる場合の国際社会における相手方の考え方です。ある程度日本でもこの考えが徹底される環境づくりが学校において必要になると思います。

また、知識、答えを当問題だけではなく、理屈を持って、かつ、迫力を持って相手に迫るという練習が必要と思います。現状算数の文章題で、解き方を示すというのはそれに類するものと思いますが、置かれているウェイトは必ずしも重くないです。

もっと、文章で説得的に説明する方法というのを教えてもいいと思います。自分で発見するのを待つというのもひとつの方法と思いますが、他のスキルと一緒で、教えてしまうのが早いと思いますので。

こういったプログラム、日本の学校でも提供できると思うのですが、今のところあまり聞きません。

海外の学校は学校によってやり方が全く異なるので、こういったいいところを子供の教育に取り入れたいと思う場合は、やはり海外の教育も考えざるをえないように思います。特に海外在住の場合。

3.バイリンガル教育の怖さ

バイリンガル教育をすれば、世界で活躍するエリートになれる、というのはいささか短絡的な気もします。バイリンガルのレベルも千差万別ですし、それこそ通訳や、秘書業務の方のバイリンガルレベルはものすごく高いです。

でも、一般的に世界で活躍と言う場合は、こういったサポート業務ではなく、主体的な活動をする業務を念頭に置いていることが多いと思います。そういった業務は、必ずしもバイリンガルレベルが高い人がなっているわけでもないというのも現実問題としてあると思います。

なので、語学はあくまで一スキルで、本当に学ばなければならないものは、他にたくさんあるのだと思います。世界の高学歴の人という層とある程度接したことがありますが、皆、どの言語で教育を受けていても、ある程度の教育・教養は共有しているように思います。バイリンガルに夢中になるあまり、この点が見過ごされるのであれば、それはとてもこわいことと思います。

4.バイリンガル教育の限界

バイリンガル教育をしてみたところで、文化的な背景とか、社会を2つ同時に経験するのは大変な労力が必要です。よほど本人が努力をすると言う場合をのぞいて、どちらか一方、もしかするといずれにもうまく属することができないという状況になりえます。

なので、この点でも、「バイリンガルになった、英語が話せる、イコール外人と一緒」と考えるのは短絡的なのだと思います。

本当にどちらかの文化の一員となっていくためには、やはり成長過程のいい時期にいい場所にいる必要があります。特に重要なのが、十代後半かと思います。

5.日本経済が成長していないこと

最後に、大変残念なのですが、日本経済および日本の給与は、残りの世界と比べると、この20−30年成長していません。今後成長すればいいですが、現状でも、日本の平均給与程度は、きちんと教育を受けてきちんと狙いを定めれば、ヨーロッパ・アメリカ・アジアの殆どの国で稼ぐことが可能です。アジアのほとんどの国が加わっているのは、私が就職を念頭に置いていた20年前では考えられないことです。

現状、これらの国のすべてで重宝されるのが、ネイティブ並に使える英語力です。特にアジアの現状を考えると、日本に対するヘッジという意味でも、家庭では、英語教育は欠かせないと思います。

国の栄枯盛衰は世の常です。大国と呼ばれた国が、なくなっている例、大国でなくなっている例は枚挙にいとまがありません。ただ、それに家族が巻き込まれないようにするのは親の責任ではないかなと思っています。









2015年8月7日金曜日

20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会の報告書

20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会の報告書を読みました。首相官邸ページで公開されています。

賛否あるのかもしれませんが、比較的中道な感じですね。右の議論も左の議論も引き出せそうな。短くて、読みやすいです。

興味を持たれた方は、これに基づく報道を読むのもいいですが、まずは、ぜひ、本体を読んでみて欲しいですね。特に若い方。

学校の授業でも、例えば現代史の課題として、教科書以外にこういうのを原本で読むというのがあってもいいのかもしれません。せっかく情報あふれる21世紀ですし。僕らの子供の頃は官報とか白書とか、どこに売っているのかもわからないようなものにしか、こういう議論はなかった気がします。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/21c_koso/pdf/report.pdf

2015年8月1日土曜日

ヤフーコメント非表示

ヤフーのコメント、あまりに批判が強くどうしたもんかな、と思ってましたが、簡単に非表示に出来たのですね。非表示はその記事だけしか非表示にできないのかと思ったら、他の記事もできて。

デフォルト非表示にしたほうが表示速度も上がっていいのでは?

と、批判してみました。。。

2015年7月28日火曜日

ワイン関税撤廃

日本の輸入ワイン、アメリカで買う輸入ワイン(両方共輸入となるヨーロッパ、チリなど)に比べて高い気がしていたので、ワイン関税撤廃と言う話で、喜んでみた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00050130-yom-bus_all

ただ、よく読むと現状でも15%と1リットルあたり125円の「低い方」しかかけられてないとか。

ワイン一本720mlなので、90円程度。。。約3倍と言われる家飲みか外飲みかの価格差にくらべると、ほとんどないようなものですね。

価格差は、消費量と、生産地からの距離なんですかね。。。

2015年7月25日土曜日

ノイズキャンセラ

Boseのノイズキャンセラにはまってます。久々にここまではまる商品に出会った感じ。星5つです。



高すぎて中古で買ってるので、多分多少型番違うんですが、これと同じようなの。基本同じで、単に強気で円安の中値段改定しているだけと思います。3万円から38000円(税込み)程度に値上げ。。。アメリカでは300ドルのままですので、円安ですね、基本。

いい点
- 音質に不満がない
- ノイズキャンセラがすごい
- ヘッドフォンではなく、耳に突っ込むカナル型なので、暑い香港でも対応可能
- 耳にやさしい。ノイズキャンセラの一番の効用は、大音量で聞かなくてよくなり、耳にやさしいことです。語学をやったり、電車でものを聞いたり、外を歩きながら電話会議とかすると、どうしても最大音量で使ってしまいがちになるのですが、これだと最大音量じゃなくても十分。明らかにイアホンをつけてられる時間が増えます。
- 語学にいい。静かな部屋でもノイズキャンセル機能をオンにするだけで、聞き取れる範囲が増えます。聞き流しは聞き取れないと、鳥の鳴き声を聞いてるに等しいといいますので、この意味の分かる単語が増えるというのは大きいと思います。

不満点

- ワイヤレスではない。そろそろワイヤレスだと音質が低下するという部分の技術的なブレイクスルーが必要な気がします。家庭内で聞く場合、パソコンの前からちょっと離れたいときにうまく行きません。音のワイヤレス化は、5.1チャンネルとかの観点からも大いに期待される分野だと思い、この15年ほど待ってるのですが、なかなかいいのはないですね。
- 値段が高い。イアホンはちぎれたりなくなったり、消耗品だと思っています。なのにこんなに高いとたくさん買うのがかなり躊躇されます。あまり新製品を出しだりしない会社というのが救いですが。オークションですかね、今いいと思うのは。あと、アメリカでの旧製品の値段は240ドル程度のようですので、うまく受け取れる方はいいかもしれません。

誰におすすめか
- 車道、電車に囲まれている全員。
- 語学を学びたい人。
- 子供。子供の耳を痛めたいと思う親はいないと思います。アップルの純正イアホンもかなり優秀だと思いますが、これとは格段に違います。子供に買い与えるものとしての優先順位はかなり高いと思います。特に通学にあたって語学とか音楽とかいっぱい聞く子供は。

というわけで、個人的には5から10個買いたいと思っているのですが、、、高いですよね。。。



2015年7月22日水曜日

香港プリペイドSIM

香港に旅行する場合、プリペイドSIMが便利です。容量と値段の関係で、おすすめなのがcslの発売する以下の商品。Discover HK。大容量ものでHKD118で5Gまで行けます。格安SIM等で特に設定を入れていない場合、基本的に刺すだけで使えます。
http://www.hkcsl.com/en/Discover-HK-Tourist-Prepaid-SIM/

iphoneの場合、ナノSIMを買う必要があります。マイクロの場合、切ればOKですが、切ったあと試しに入れてみると、その時点で、使用開始とみなされちゃいます。一度、香港に来る10日まえにやってしまったことがあり、実際に使用しようとしたときには、既に期限切れだったことがありますのでご注意を。

又、IIJとかの格安SIMを入れている場合、その設定ファイルを削除してやる必要があります。この削除は、本体のみでできるため、このSIMがあれば、wifiとかは必要なく、どこででも利用開始可能です。

一応セブン-イレブン等で売っていることになっていますが、品揃えとかは店によって様々。旅行者の場合、空港で買うのがいいと思います。空港で買う際は、レジに行列ができ、在庫もさほどないセブン-イレブンではなくその横のとても空いている電気屋さんがいいです。在庫も豊富でした。時期にもよるのかもしれませんし、早朝着の場合セブン-イレブンに頼る必要があるのかもしれませんが。








2015年7月19日日曜日

香港家探し

香港のアパートさがしでえた知識のまとめです。自分用ですし、聞きかじりなので、あてにはなりませんが。

香港は香港島、九龍、新界の3つのエリアからなります。イギリスが、戦争で領土を増やしていった順です。地理的には、香港島が最南で、新界が北。

これらの特徴をまとめると、以下のとおり。

場所
広さ
値段
香港島
南・島
狭い
高い
九龍
中間(大陸の端)
中間
中位
新界
北・その他
広い
安い

日本人は、九龍と、香港島の北部(特にハッピーバレーと呼ばれる中央と太古とかの東側)が多いらしい。ぼくは子供のスクールバスの限界があるので南部か、地下鉄の左(西)の端っこ(従来地下鉄がないという意味で南部に分類されていたが、地理的には北部な地域。HKU駅とかKennedy Town駅とか)を考えています。したがって、以下は香港島の私の検討している地域のみを。

香港島は、地下鉄が東西に通る北部と、山を挟んだ南部に大きく別れます。北部がいわゆるイメージする香港。混んでいて、狭いし、賑やか。南部はリゾート地かと思うほど、広々していて、家も超広い。イメージは暑いニューヨーク郊外のハンプトンみたいな感じかと。

アパート面積で言うと、北部が現地家族向け500スクエアくらいが主流なのに比べ、南部は場所にもよるけど、エクスパット向け2000スクエアからと言う感じです。白人率もかなり高いです。

値段は、北部の西側で700から800スクエアで、USD6000から7000程度。きれいなマンションだが、必ずしも家族向けではなく、マンハッタンのSOHOみたいな感じ。南部はUSD8000から20000超で、面積は1000スクエアからいくらでも、って感じ。ちなみにHKDUSDは連動しています。南は地下鉄がないので、車を持つ人も多いです。

香港の不動産は、一説には、2009年から3倍に上がっているそうです。銀行の貸し渋り(銀行借入の上限利率の設定。だだしサラ金は制限なし)、政府による価格抑制(7年住むともらえる永住権がない人の購入には10−15%程度の税金がかかる)もあり、上昇カーブは緩やかになっていますが、依然本土からの購入熱は強く、価格を下支えしている感じ。大体、不動産価格と賃貸価格の比較だと30年を超えるので、ニューヨーク同様強気の値段設定になっています。香港の平均所得は2万ドルにすぎないので、かなり格差社会です。普通の人は、いい時期にたまたま「2つ目の」不動産を持っていないとリッチになれません。

香港の特徴として、1997年の返還後50年で中国の一部になるという流れがあります。それまでは一応一国二制度と言われていますが、中国の圧力は年々強まり、昨年は大学生を中心とする大規模デモが発生しています。1997年の中国返還で不動産価格は急落したので、不動産を購入すれば安泰と考えるかは人によると思いますが、現状はマンハッタンと同じ理屈(海外からの移住)でどんどん高くなっていっています。

香港のビルはかなり巨大です。花崗岩で全体が覆われ、地震が少ないこともあり、建築も日本に比べるとかなり積極果敢。ビルも隣とひっついて巨大になりがちです。大規模開発では幾つものビルがひっついて、屏風のようになっています。

香港の地下鉄の整備は現在進行形で、毎年のように地下鉄が伸長されています。基本的に日本と同様のシステムで、かなり綺麗で信頼性は高いです。なので、新たな地下鉄駅周辺は基本的に狙い目かもしれません。

香港島は、さほど大きくないので、車かタクシーで動く限り、どこに住んでも結局は通勤圏内です。車は中古であれば、5万USドル程度で高級車が購入でき、年間も50−100万円程度(駐車場代金を除く)で維持できるそうです。

学校は、インターナショナルスクールと、ローカルとその間のESFと呼ばれる公立インターがあります。インターナショナルは通常2万USドル程度、ESFは1万USドル程度。ローカルは広東語が必須。授業は北京語メインですが。香港大学(HKU)を含め学校の成績は一般にいいと言われています。インターでは、北京語と英語の両方を教える学校が多いです。

香港には、共働きのための公的制度はあまりなく、基本的にはフィリピン・インドネシア・タイなどから呼ぶ、Domestic Helper (フィリピン語のアマさんという呼称でもよばれる)に依存することになります。現在では現地の共稼ぎにもひろく活用されている制度で、ヘルパーのビザサポーターとなって香港に呼び寄せ、住み込みとして雇う制度です。この制度があるために、アフタースクールとか、荷物の受取(フロント)とかの機能はニューヨークに比べ発達していません。月5−10万円程度で雇うと聞いています。


2015年7月9日木曜日

アマゾンでの国際発送可能商品の検索

アマゾンでは、商品を国際発送してくれる場合としてくれない場合があります。これは、商品によって異なる場合も、同じ商品でも業者によって異なる場合もあります。したがって、海外のアマゾンで購入して日本に送付できるかとか、日本で買ったものを海外に送れるかというのは、個別に確認する必要があります。

海外発送可能商品からのみ検索する方法がありましたので、ご紹介します。ちなみに、日本以外のアマゾンはほとんどアメリカとアカウントを共通化しています。したがって、アメリカで住所を登録すると、ドイツとかでもその住所を使えます。

アマゾンの海外発送商品の検索方法

1.送り先住所に検索したい国の住所を入れる(Your account->Manage Address Book

2.その住所をdefault addressとする

3.商品を検索すると、その国に送れるものというのがでてくる。

 米国アマゾンでの説明ページ

同様の趣旨の日本アマゾンでの説明ページ

2015年7月8日水曜日

サックス・フィフス・アベニューで国際送付!

2015年7月8日現在、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)からの通販は、100ドル以上買うと、日本・香港への送料でも無料でした。
http://www.saksfifthavenue.com/Entry.jsp

今は夏のセールなので、セール製品はかなりお買い得に買えますね。サイトに表示される金額からすると、USDで買って香港にバッグとかを送ると、ニューヨークに送ってもらうよりNY州の消費税、米国内送料分安くなるようです。

注意点は以下のとおり。
➖通貨はUSDを選ぶべき。日本からアクセスすると、送り先日本、日本円表示になりますが、日本円表示は当然レートが悪いです。どの程度の頻度で更新されるかわかりませんが、本日のレートでは5円程度乗っています。日本円ベースのクレジットカードでも5円は載せないので、USD表示で買うといいと思います。

➖合計100米ドル以下の購入で、国際送付だと送料がかかります。セール品でも合計100ドル以上なら無料でした。

➖日本に送る際には、関税がかかります(複雑な計算のようですが、サックスのサイトの計算によれば13%程度)。香港に送る際にはかかりません。

➖国際送付だと、米国の消費税はかからないようです。日本では関税以外の消費税はかかりません。

➖サイトには、受け取り時にこれ以上かかる可能性はない旨記載されています。購入したことないので、わかりませんが。

➖ネットに、プロモーションコードがよく落ちていますが、米国内向けのようで、日本向け発送で利用しようとすると、無効ですと表示されました。試してみるのは、いいと思いますが、あてにはできません。

➖夏冬のセール時は便利だと思います。

➖米国のブランド品を買うのもいいかもしれません。Macy'sよりブランドは強い気がします。服飾のみという展開のようですが。

➖米国に旅行に行った際に、現地での荷物を増やさないよう、買おうとしたものと同じものをオンラインで買ってしまうというのもいいかもしれません。

➖また、米ドル建てクレジットカードを持っているといいと思います。住信SBIネット銀行に口座があれば、SBIでカードが作れるようです。作ったことありませんが、日本にしか住所がない場合、米国に行って口座を作るよりいいと思います。http://www.sbicard.co.jp/service/dollar.html


2015年6月12日金曜日

4Kテレビ XBR-55X850C

買いました!

2015年版ソニー、850Cの55インチ。

一言でいうと、いいですね。

買った理由、メリットは、以下のとおり。
- 4K画面を見てみたかった
- アップスケールはソニーが1番との評判だった。実際いいです。
- PS3が内蔵された?(まだアイコンが見つけられない・・・)
- ブルーレイやApple TVで見てたNetflix やAmazonをリモンコン一つで見られるようになる
- Chromecast内臓でHDMI一つ空く?(まだ使っていない)
- 830シリーズより画質がいい
- HDMI 2.0, HDCP2.2 に対応している
- 値段が手ごろ(1600ドル程度。税込みで1800ドル程度)。いろいろキャッシュバックとかあって、20%程度は実質返ってくるはず。。。デル経由で買いました。
- GoogleのAndroid にOSが変わった。ソフトとか、番組(Bloombergなど)をインストールできるのがいい。
- 100-240Vの世界仕様。
- Netflixボタン
- 画面だけ消す(音は出しておく)というボタンがある。パンドラとか流す際に重宝します。電気代はかかってるんでしょうけどね。


デメリット
- アナログ音声出力がヘッドフォンしかない。赤と白の出力がないんですね。ヘッドフォン端子だと、刺すとスピーカーから音が出ない。テレビを深夜みるとかのために、コードレスヘッドフォンを赤白端子(さしっぱなし)を通じて利用していたのですが、これからは、聞くたびに抜き差しが必要となりました。アンプを買うか検討中。。。
-  テレビを設置していた家具に入らなかった。買いなおしの予定です。。。
- Google のAndroidでは見られない番組もある。Wall Street Journalなどは、Apple TVに入っているけどこちらに入っていない。もちろんiTunesも。Apple TVには、Amazonが入っていないので、まぁ、一長一短ですが。Roku(解決しない問題もあると思いますが)を買うか検討中。
- PS3がみつからない。たぶんアップデートが必要。待ち。
- 機能についての説明書がない。
- 出荷から5/31のソフトウェアアップデートまでNetflixが使えなかったようです。私の場合開封直後アップデートが始まったのですが、1時間近くかかりました。。。なぜ?

テレビ買い換える場合結局1000ドル近くしますが、ソニーのこの新シリーズは、830の42インチが800ドル、49インチが1000ドル、55インチが1600ドルなので、ほかの会社の格安商品と何とか競合可能です(笑)。

 というわけで、もし、ご興味あれば。
http://store.sony.com/55-class-54.6-diag-4k-ultra-hd-tv-zid27-XBR55X850C/cat-27-catid-sony-ces-2015-tv

ちなみに、日本にもって帰っても、アンテナの規格が異なるため、日本でテレビは見られません。 VPNを通じて、Netflixを見たりは可能なはずですが。

2015年6月10日水曜日

日本の税収2兆円超上ぶれ

日本の税収2兆円超上ぶれだそうです(日経)。http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS09H5Y_Z00C15A6MM8000/

政府が赤字なのがいいのか悪いのか、いろいろ考えるところはありますが、結論は出ません。公が赤字じゃないと私が黒字にならないという論調もなるほどと思います。一方で、グローバル経済という観点からは、日本の公私を論じても仕方ない気もします。シカゴやデトロイト、ギリシアの財政破綻を見ていると、日本の格付け低下も気になります。

で、このタイトルは、政府は黒字のほうがいい(少なくとも今の赤字は減少すべき)という論調ですかね?

だとすると、2兆円増は、やはり、まだまだどうにもならない少なさかと。

財務省のグラフです。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/003.htm

支出が年間95兆から100兆円。仮にわかりやすく100兆で考えると、税収が54兆とすると、公債は46兆。

ちなみに、支出のうち11兆は、公債の利払いです。税収比でいうと20%程度。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/002.htm

なぜ、このように利払いがおおいかって?それは、すでに発行している公債が巨額だからです。約800兆円。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.htm

毎年20兆円づつくらい増えてます。

2兆円では、単年度黒字(公債残高が減る年)にはまだまだ遠いですし、一方で年金・保険の破綻のうわさはやみません。

がんばってほしいですね。。。

2015年2月25日水曜日

米国のトップ1%収入

一般に、トップ1%の収入が40万ドル(個人)、50万ドル(世帯)といわれてます。トップ5%が16万ドル。10%が8万ドル。

なんで、THE PAGEの以下の米国は年収1億円との記載は嘘です
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150224-00000013-wordleaf-bus_all

プライベートジェットとか、あるのは、20-40万が中間層と言われるマンハッタンで、特に目立ってお金持ちの人たちの生活です。それこそ、全米トップ400人とか。

ここらへん昨年、いろいろ考えたテーマなので、いくつかリンクを共有しておきます。

米国の富の偏在についてのわかりやすいビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=QPKKQnijnsM

5%くらいの人が1500万円稼ぐってのは夢がある気がしますが、上は本当に青天井ですね。一方で、不正給付が多いと言われる生活保護チケットですが、4600万人もらってるとか。

同じく世界の富の偏在について
https://www.youtube.com/watch?v=DJtOhfpGlZ8

アメリカで、ロースクールに行く価値について。トップファームの1年目は現在横並びの16万ドルです。ボーナスは多少違いますが、昨年は結構良かったようで、足すと20万ドルになる場合もあるとか。授業料は年間6万ドルが3年(私学)、卒業時の平均学生ローン残高は、12万ドル。トップファームとそれ以外の収入格差は結構あり、山が2つある感じ。きついと見るか、いけるとみるか。
http://www.businessinsider.com/law-school-worth-money-job-rank-2015-1

サラリーマンの平均収入。
http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm

米ドルベースだと、アベノミクス以降、上記のグラフの上下よりはるかに大きい円の価値の下落により1/3ほど減ってます。ドルベースでのアベノミクス以前の状態まで戻せるのはいつか。アベノミクス、他にやりよう思いつかないので、現状を揺さぶるという意味では、それなりに意味があると思いますが、基本的には、一度大きくしゃがんでという政策なので、ちゃんとその後に大ジャンプがないとやっている意味はありません。まだまだジャンプ始まってないと思うので、しっかり果実を取って行ってほしいです。

ちなみに、その下がった給料ですら、会社からクビになると、その収入を稼げない人がほとんど。って、どんだけ低いんだろう、日本における純粋な労働の価値、って思います。日本人のサービスはかなり良く、主婦の家事能力も高い、ただ、それが全部無料扱いで、それを当然としていることと、無縁とは思えないのですが。

資産については、米国ではある程度きちんとした数字が出ているが、日本の役所のデータは、金融資産に限っている。このやり方では、住宅ローンだけ計上されて、住宅の価値は計上されないので、どうかな、と思う。ただ、資産のほとんどは円預金なので、こちらも1/3ほど価値を失っています。アベノミクスで。
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.htm

税金は、所得税が以下
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm

税金の国際比較
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/234.htm

住民税を足しているのは当然として、サラリーマンには、国保、年金が加わります。厚生年金は、12%超。
http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/00000212326QlC7K0yfd.pdf

400-600万の課税所得があるとすると、ざっくり、所得税20%+住民税10%+厚生年金12%+保険料が引かれた金額しかきません。所得税は400万相当くらいまで10%だったり、無料部分もあるので、実効で考えると上記所得税を12%-15%くらいで考えるのがいいかもしれません。使うときは消費税8%。物やサービスは、当然提供者の利益もあるので、実際に、労働して給料もらってものを買うというのは、かなり、きつい行為というのがわかります。

本は、ピケティの本がグローバル的な観点から書かれており、coming apartってのが米国の観点から書かれてます。

Coming Apart: The State of White America, 1960-2010


上位者の給料のみが上がる仕組みと、それの学歴とのヒモ付について。
http://www.theatlantic.com/business/archive/2012/12/a-giant-statistical-round-up-of-the-income-inequality-crisis-in-16-charts/266074/

こういう情報をみてると、10%が問題という問題提起と、1%が問題という問題提起と上位400名がやばいんだという問題提起の仕方があちこちでばらばらに散見されます。





2015年2月20日金曜日

大学進学の価値

大学進学はその価値があるのか。

アメリカの議論

アメリカでは、私学が年間500-700万円程度授業料だけでかかるようになってきたのもあり、こういった話題が良く取り上げられます。公立校も、リーマンショック以降授業料値上げが顕著で、200万程度にいたる勢い(ただし、日本から応募すると、域外生徒ということで私学並みにとられる)と高くなっています。

アメリカの基本的な考え方は、かかる費用を計算するというよりは、とれるだけとる。どれだけ取れるかを議論する感じです。たとえば、私学の費用を決める場合は、平均収入の追跡をして、高卒と大卒、大卒と院卒の平均給与の差から、学費を正当化しようとしたりします。その結果最近の社会人であるミレニアム世代は、学生ローンに苦しむことになります。

公立校については、リーマンショック(こちらでは金融危機というようですが)後に、税金の使い方を見直す議論が増えたのが大きいです。通っている学生にだけメリットがある税金の大学への投入を減らし、もっと全体がメリットを受けられるものに支出していこうというものです。大学としては、支出が減らせるというものでもないので、授業料を値上げしたい。一方で、学生ローンには、どんどんお金を投入すべしという国策もあり、どんな生徒でもじゃんじゃか貸してもらえる。とすると、学生ローンが借りられる限度まで、授業料を高めてしまえ、ということになるそうです。したがって、税金が減った分、金融機関が自由に学生ローンを貸し出す分、すべてが、ミレニアム世代の学生の借金になっている、それは、大問題だという議論があります。

また、授業料が高いほうが学生が真剣になってよいという話もあります。たしかに、宿題などは多いですが、就職に必要な成績をとったあとは、特にネイティブは、そこまで勉強しているかなぁというきもします。

日本の議論

近時、日本の給与の高卒・大学・院卒の水準が公表されました(平成26年賃金構造基本統計調査)。プレスでは、男女間の給与格差に商店が当たっていましたが、大卒価値の議論にも使えそうな資料です。

 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2014/dl/03.pdf

日本の大学の授業料はアメリカに比べかなり安いですから、平均像で見る限り、大学へ行く価値はありそうです。ただ、自分で事業を行うなど、いわゆる平均像から遠いキャリアを歩みたい場合は、時間の無駄ではないか、などの議論も ありえるところです。

日本の大学としては、大陸欧州スタイルで、誰にでも開かれた低額の大学(ただし卒業はむつかしい)を目指すか、授業料を高くしていく英米系を目指すか、正念場だと思います。少子化、政府の言う国際大学ランキングの上昇など、いろんな利害関係も絡むでしょうし。

多難ではあるでしょうが、ぜひ、国際的に評価される学校が増えて、かつ、国民に開かれた最高学府となっていってほしいものです。私個人的にも子供の学費はどうしても気になるところですので。

資産形成と海外駐在の有利不利

資産形成を行うのは、一か所(一か国)でじっくりとというのがいい気がします。ただ、海外駐在があるなら、それを生かした資産形成というのも考えてみる価値はあります。

*当方、税理士ではありませんし、会計・法律・税務のアドバイスをいたしません。また、金融業者でもなく、いかなる金融商品の推奨もいたしません。 ブログはあくまで、記載時の私の浅知恵による誤解が多々含まれるものとして、ご笑覧いただくにとどめくさださい。いかなる判断も、みなさまの自己責任で行っていただきますようお願いいたします。


1. 居住国変更と長期投資対象の選択

居住国の変更が予想される場合、商品の選択の幅は狭まりますし、長期保有も難しくなります。

各国で税率も基準も違えば、投資できる商品も異なってきます。長期投資を前提とすると、居住国を移転していくのは長期投資というスタンスから外れてしまいます。

 長期投資

サラリーマンの取引は基本的に、長期投資として、投資にかける時間を減らすべきではないかと思っています。得られるリターンが不確定である一方、失われる時間(仕事・家庭・趣味の時間)が確実に発生するという形があるように思われます。ここら辺は、いわゆるインデックス投資家の方々がおっしゃっておられることに激しく同意です。

一方、毎日自分の資産をチェックする人のほうが投資のリターンも資産形成もうまくいくという記事もアメリカでは見かけます。本当にこれが関連するのかわかりませんが、自分の資産形成を常に考えておくというのは重要だと思います。なので、いつも値動きを軽く把握しておき、実際の売買は抑え目にというのが一つの目安になりますでしょうか。
 
そういうスタンスに立つと、税金を納めるという観点から、強制的に売買を強いられたりする可能性がある海外駐在というのはいかにも不安定な地位となります。長期保有の複利効果もあったものではありません。

1億円以上の資産がある方は、出国税もかかるようですし。

 節税スキーム等の法的リスクの増大

日本にNISAがあるように、各国それぞれ、ある程度の制度はあります。しかし、それぞれの国に、税金上有利な積み立て方法があっても、身分が安定しない駐在ではいまいち使えなかったりもします。またできたとしても、当該国と、日本との将来にわたる法制度の変更リスクを二重に甘受しなければならず、あまりお勧めできません。極端な話、その国と日本が戦争になったり、対立したりした場合、どうするかという問題があります。また、アメリカや日本は国際的な資金の逃避の補足に躍起になっており、どんどん居住国以外に資金を保有しておくというのはリスクが増える状況になっています。

また、日本に帰国ではなくさらに別の国に駐在という可能性もある場合、その第三国に行った場合にも保有し続けられるか、それぞれの国での制度の変更リスクはどの程度あるかという問題が発生します。駐在国が増えれば増えるほど、この法的リスクの増加は無視できなくなります。

 したがって、以上からすると、海外駐在中には、基本的にその駐在国の上場商品を取引することとし、その駐在を終える際には、あきらめて一度手仕舞いして、キャピタルゲイン課税をされてしまう、というのが、現実的な期待値となってきます。ちなみに以前も書きましたが、日本の投資信託は非上場商品で、同様のファンドは、いろいろな販路を通じて各国で広く利用されていますが、出国までに売却できない可能性を考えると、これらをなるべく利用しないようにしたほうがいいようにも思われます。

 日本に口座を残して売買

なお、日本に投資口座をもっておいて、貯金を投資にまわすというのも考えられます。日本の金融機関の内規上難しいですが、居住性について虚偽の申告をし、口座から自動で引かれる日本の税金(本来は非居住者は払う必要ないとのことですが)を払い続ける場合、現状でばれる可能性は高くはないと思います。ばれない場合も多いかと思いますが、先述のとおり、海外居住者に対する補足を強める日本の方向性からして、その内規について、役所が実効性を強めるべく動く可能性は十分にあると思います。 また、ばれた場合のことを考えると、あまり多額について、この方策をするというのは無視できないリスクが発生するように思われます。


2. 基軸通貨の選択の困難

円は、思いのほか価値が上下する通貨です。ドル・ユーロの連動幅に比べると、段違い。中国・香港・カナダ等のドルとの値動きに比べても。なので、投資をグローバルでやろうと思った場合、日本円の価値で見るのか、米ドルの価値でみるべきなのか、考えれば考えるほど、海外生活が長くなればなるほど、わからなくなります。米ドル以外の通貨で生活を始めると余計です。

この点も資産形成を考えていく上でかなり大きな障害です。


 3. 不動産の購入が困難

 不動産は、通常、株式以上にさまざまな税金上の恩恵を受けられる制度が各国にあります。したがって、ある程度資産が大きくなってくるとぜひ組み入れたいアセットクラスです。また、マイホームというわかりやすい夢の実現にもなりますし。

これが、外国人には利用できない仕組みがほとんどです。また、その国の非居住者にも利用しにくかったりします。とすると、日本で買った不動産については、非居住者となり恩恵を受けにくくなります(たとえばローン減税)。海外で不動産を買う際には、外国人として、利率・制度の恩恵をうまく受けられない場合が考えられます。海外不動産を購入して帰国した場合は、たとえ現地で制度の恩恵を受けても、帰国後は非居住者として恩恵を受けられないことが考えられます。

なので、一般的には不動産の購入は、あきらめたほうがいいのではないかと思います。

ただ、日本の低金利は、世界的に見ても際立ってますし、マイホーム取得の際の金利の低さは特出ものです。なので、出国直前にフラット35などを利用して買うのは、ありかなとも思います。

機構のフラット35と転勤

機構のHPによると、中小企業金融円滑化法を契機として、転勤等の住所変更を従来の承認制から、届出制に変更し、同法終了後もその仕組みを維持するようです。また、その間第三者に貸し出すのもありと明記されています。
http://www.flat35.com/user/enkatsu/taisei.html

したがって、この仕組みがある間は、転勤が正式に決まったあとはともかく、その前であれば、低金利でお金を借りて家を買って、海外駐在に行く(あわよくばその間貸し出す)というのもできそうです。また、その間に、不動産価値があがると、さらにおいしいです。

ただし、
- 住所が日本になくなるので、住宅ローン減税等の対象にはならないと思います。
- 駐在先のアパートやその他の借り入れの際(たとえば海外で不動産を買う)に不利益に判断される可能性があります。
- 日本での確定申告と駐在先での国の税務申告の際の調整等が発生します。

なので、基本的には、不動産価格があがる見込み(少なくとも下がらない)の場合に、これを行うといいのではないでしょうか。その場合でも、地震大国かつ人口減少中の日本で、その場合がどの程度ありえるのか、という問題はあります。


4.メリット

では、海外駐在をすることによるメリットはないのか。

基本的にないと思います。人生経験として豊かになること、視野が広くなること、タフになることなど、成長要素は多いですが、こと資産形成に関しては驚くほど少ないです。一時いわれていた、エクスパット手当て、駐在手当てといったものも縮小傾向ですし。

生前贈与

いまのところ、一番大きいかなと思っているのが、生前贈与です。

日本では贈与税・相続税の最高税率は高く、よりいっそう高くなる方向です。また、相続税の免除範囲はどんどん狭まる方向です。ただ、世界では、贈与税が、低い国、ない国というのは多々あります。
http://海外送金税金.com/tax_system/index.php#tax04

これらの国で贈与を行った場合でも、日本人間の贈与である限り、贈与税がかかるのが基本です。武富士事件以後、さらに要件は強化され、日本人間では受贈者の両方が、5年を超えて日本の居住者ではないことが求められます。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4432.htm

この要件を満たす場合は、原則として、年間100万円とかの贈与税がかからない額に関係なく、資金を海外において、どかっと現地で贈与しても、贈与税はかからないということになろうかと思います。もちろん、場合によって課税回避として争われる余地もあるとおもいますが。

これは結構大きいです。

私の場合の、資産形成の主目的は、老後資金、教育資金、遺産ですが、老後資金以外については、子孫がもっていてくれていいですし、関係が壊れていないことを前提に、老後も渡した資金で養ってもらってもぜんぜん問題ありません。

なので、これを利用できる可能性があるというのが、駐在における資産形成の最たるメリットではないかと思います。武富士事件前は、5年要件がなかったことを考えると、法の悪用により、みんなが損しはじめている典型でしょうが。

リスク

<日本の学校への夏の帰国>
ただし、子供を7月に日本の学校に1ヶ月通わせる場合に、住民票を日本に移すということを考えている場合、これにより5年の要件を満たさないと思われるので、そのアレンジが必要な方は、無理かもしれません。

<贈与の否認>
新生児は、タックスアンサーに記載はありませんが、5年を超えて日本に住所なしという要件をみたすような気がするので、即座に利用できるのではないかと思ってます。ただし、新生児の場合、実質的にみて贈与がないとして、後の相続時に、贈与を否認される可能性があると思います。

しかし、贈与の否認は相続から近いところほどリスクが高いと思われるので、長生きすればかなりリスクは低減されるのではないかと思います。 また、税金を毎年子供が納めていた場合は、なおさらではないかと思います。

また、金額も、最初の贈与のときの金額になるので、長期で考えると、否認のリスクを理解しても、早めに贈与するというのはありかもしれません。たとえば、3000万贈与して、長年の運用の結果、相続時にその口座が1億円になっていた場合、否定されるのは3000万の贈与ではないかと思います。とすると、3000万の贈与への課税であり、同じく親口座で運用して1億の相続となって子に相続する場合より、税金額が少なくなってくるのではないかと思います。

<子の税金書類の発生>
 子が金融資産を持つことになるので、配当、キャピタルゲイン等、今後毎年居住国および日本での税金関係の手続きが発生してきます。

<贈与金額が捻出できない>
 新生児に贈与する場合に起こりがちなのが、子供が生まれる段階では、親世代に渡せるほどの資産がない(笑)ということです。この場合はどうしようもないですね。あくまで贈与するものがあるときということとお考えください。


キャピタルゲイン

一部の国だけですが、香港・シンガポールなどキャピタルゲイン課税のない国があります。出国税のところでも議論されているとおり、金融機関の内規違反はともかく、国外に出てから出国税が課せられない限度で日本の証券会社に預けてある商品を売却した場合、日本の課税はなされません。また、駐在先の国はキャピタルゲイン課税をされません。したがって、日本出国以前に長期保有しており、多額の含み益がある資産を、そのような国に行ってから売れば、一切キャピタルゲイン課税をされないということになります。

その当該国にいって、同じアセットクラスを買うことにすれば、たとえ、日本帰国時に売り忘れて帰ったとしても、買いなおしたときの金額が取得金額となります。

また、キャピタルゲインのない国から帰国する際には、含み益がある資産だけ売って、含み損があるものは、当該国において帰国するということも考えられます。その場合、海外資産として、日本で納税の対象となりますし、日本における金融商品の保有と異なり、損益通算の範囲等も狭くなる可能性が高いですが、それでも、おなじアセットクラスを日本で買いなおして、含み益の金額が大きくなるより有利になる可能性があります。日本帰国後に海外口座をもつのは、基本的に税務申告がめんどくさくなるだけでいいことはあまりないと思いますが。


以上、ざっとネットを見ても、駐在時の資産形成という観点から書いているものはあまりないように思ったので、書いてみました。ご参考まで













2015年1月24日土曜日

MACかいました

久々に自分用のメインパソコンを新しくしました。MACです。
16Gのメモリが必須と知って、びっくりして、この投稿してみました。

そもそも、なぜMAC?

もともとwindows派で、Mac Book Airを数年来持っていましたが、ネットサーフィン以外は、windowsでした。今回そのwindows機(2008年産をSSDにして使用)の代替を目論んでみました。

Macにしてもいいかと思ったのは以下の点があったからです。

1. 会社のシステム
Macに対応するようになったこと

2. ウィルスに狙われる可能性が少ないこと
ネットサーフィンはwindows系でしたくないというのが正直なところです。狙われすぎです。ウィルス対策ソフトを次々入れてお金払うより、windows以外のものでネットサーフィンするようにしたほうが、経済的だと思っています。

3. MBAを数年使ってみた
Mac Book Airをネットサーフィン用に数年使っていて、特段違和感がなく使えると感じられるようになったので、今回メイン機をリプレースしてみようかと。

4. Apple TVとの連携
MBAは対応していない機種でした(涙)。これがあると便利だなと思うことが最近多かったです。家族にネットでのリサーチを見せる(プレゼン?)とか、ネット動画を見せるとかする際には、結構役立ちます。Chromecastを買うというのも真剣に考えたのですが、うちのTVのHDMI4つはすでに占拠されており、どうしても空きを作ることができませんでした。この連携はwindowsにないんですよね。

5. MS Officeの対応
値段が安い(ダウンロード3つ権利付きで、1万3000円ちょっと)こと、2011版からVBAとかが一応使えるようになったこと、拡張子や書式の崩れが減ったように見受けられること(XMLを採用しているはずなので、当然ですが)

6. プリンタの対応
MBAで使えていたので、使えるということはわかっていました。Chrome bookはここらへんが辛いです。一応googleのサービス対応プリンタなので、印刷できたりしましたが、なんか文字の大きさとか違う感じで出てくるんですよね。wordをそのまま印刷するか、pdfにして印刷するかで微妙に表現が変わるように。結構厳密なことが求められる場合もあるのが印刷なので、この点はまだまだかなと思います。Chrome book.

7. iphone/i padとの連携
両方を使っているのですが、これらとの連携がスムーズだと感じられたこと。iosについては、今後数年間携帯機種の最大シェアOSで在り続けると思うので、これと連携できるのは一定のメリットがあり、かつ、このメリットは増えていくのかなと思います。

8. Facetime/Message
海外にいることもあり、facetimeを使うことが非常に多いです。日本人のiphone使用率と簡単さを考えると、facetime/messageをデスクトップから使えるというのは、地味にいいですし、私には必要なサービスです。これは現状macしかできないようです。逆にマイクロソフトのskypeは多機種に対応してますしね。

9. クラウドサービス
クラウドサービスを使ってみることにしたこと。one driveが何をしたのか覚えていないのですが、30G与えられてます。これはいいかなと。Chrome Bookを買うと2年間かなりの量がついてくるというサービスが有ったので、迷ったのですが。

10. 米国でのシェア
現在米国にいるのですが、米国における個人利用パソコンにおけるMacのシェアが大分あることを肌で感じたこと。これなら、これから当分の間、昔のようにほとんどの新サービスで無視されることはないのではないかと思いました。

11. 大事なソフトが対応していること
辞書ソフト、pdfソフトなど、普段自分が使っているソフトをひと通り揃えることができそうなことがわかったこと

12. USB3.0
Windows/MBAともにUSB3.0に対応してませんでした。そのため、バックアップや大量のデータの処理が遅くて。。。常に家族のパソコン(2013年物、2014年物のwindows)を借りている状況でした。まだまだwindowsが家にいっぱいある状況では、あまりライトニングを使う場合は想定できないのですが、まぁ、それもあって不満ではないです。

13. 外付けHDDのフォーマット
外付けHDDについて、フォーマットをexFATという規格にすることにより、windows/Macの両方からアクセスすることができることがわかったこと。これにより、将来windowsに戻りたいと思っても、少なくとも自分の大事なデータについては、簡単に戻れることがわかりました。また、親戚、友人宅にHDDを持って行って、そのままパソコンに繋げることもわかりました。

14. 円相場
2014年末、対ドルで円が15円ほど円安になりました。この価格変動、iphone/ipadには即座に反映されましたが、macには反映されてませんでした。その結果、ぼくが買った時点で、同じ機種を日本と米国で買う場合、15−20%も価格差があることになっていました。ちょうど親が日本から来ることになっていたので、日本語キーボード版を買ってきてもらうことにしました。appleで買っても小売で買ってもそれぞれ、同じくらい価格差があり、私の場合4万円ほどの差になっていました。

15. SSDの容量が増えてきたこと
MBAを買った際も、容量最大で250Gとしていました。でも、今は1Gとか500Gのものが出てきて、より便利になってます。250Gの場合は、windowsを入れるきには到底なりませんでしたが、最悪windowsをboot campとやらで入れてもいいかなと思える容量になってきたということですね。

16. 大きい画面
ipad miniを常にスーツかかばんかコートに入れて持ち運んでいるので、軽い携帯機種は必要なかったこと。この大きさが片手でつかめる限界なんですね、私の場合。kindle fireとかに置き換えて読書を快適にしようかとも思ったのですが、最大シェアOSから乗り換えるほどのメリットを見出しきれずでした。miniは消えてきそうなラインナップで悲しいのですが、airは片手でがっちり握れず、スーツにも入らないので、ぜひ残って欲しいです。iphone 6 plusは読書には画面小さいです。

17.  他のフォーマットの検討
Windowsにしなかったのは、ネットサーフィンでウィルスとかトロイの木馬とかを喰らうリスクを下げるため、ネットサーフィンはwindows機以外でするというのをより徹底したかったからです。

Chromebookにしなかったのは、会社のシステムが対応していないこと、Chromecastを挿すHDMIがなかったことが理由です。もうしばらくして別途買う可能性は否定しませんが。


買って、いろいろ快適に使えるようになりました。環境については、基本的にクラウドサービスを使う方向でいろいろ変えたこと、ChromeでできることはChromeでという方向でという処理をした(将来Chromebook/Androidを使うかもしれないと考えて)のが大きいです。

その結果、boot campはとりあえずなしでもやっていけそうになりました。windowsを入れるとしても、macからアクセスできるParallelsなどのソフトで対応することになりそうです。

買ったのは、Macの15インチのもの。Retina 15 mid 2014と表示されてます。
- Windowsの母艦(17インチ)の置き換えなので、大きめのにしました。ipad miniがあるので、特に持ち運ぶ必要もないですし。
- 16Gメモリ。これ実は、いまのmacでは必須なのかもしれません。MBAが2Gでやっていて、それなりに快適だったので、ある程度少なめでもいいのではないかと思ったのですが、とんでもない。起動直後から7Gくらいメモリ使っちゃってます。ネット系しか使ってなくても、簡単に10Gくらいまではいきます。12Gという選択肢があるならともかく、8G/16Gの選択であれば、現状16Gを選ばない理由はないのではないかと思います。