2014年12月12日金曜日

職業選び

前回同じ職場でパートナーを見つけてしまうのが、安定した金融資産を築くために重要と書いた。

その上で、世帯収入を増やすにはどうするといいか、学生世代にメッセージを送りたい。

まずは、はじめの給与が高いところに就職すべき。今の時代、右肩上がりの給与の上昇は期待できないし、肩たたきも想定される。とすれば、今、最初に給与のいいところにつくべき。

ただ、本当の話、従業員になるのはいいことではない。いつまでたっても、自分の体からしか収益が得られないから。事業の拡大のような大きなメリットは取れない。

日本企業の従業員でいる限り、1000万というのは結構大きなハードル。また、2000万はもっと大きなハードル。

ただ、世界的に見るとこれは真実ではない。

たとえば、ニューヨークの金融弁護士は初年度から160,000ドルを稼ぐ。120円とすると、1900万円。別に限定されたエリートではなく、毎年数千人が採用される世界。

ウォールストリートの代表格であるゴールドマンでは、数年前に全社員のボーナスの平均は6000万円であった。

別に拝金主義を奨励するわけではない。

ただ、一つ言えるのは、いわゆるブラックな職業というのは、低収入だからブラックといわれるのだということ。上記いわゆる高所得の職業だって、一日の半分以上を働いているし、罵倒されるパワハラなんて日常茶飯事。なのにブラックといわれないのは、それだけもらっているから。

このように、どうせ一日の大半を働くなら、その対価をもらうというのは、精神的にもすごく大事と思う。

なので、ぜひ、国民の平均所得や1000万円を高収入をみなす風潮に惑わされることなく、しっかり1円でもたかい給与を得られるよう、がんばって就職活動をしてほしいと思う。

なお、最後に批判覚悟で言うと、額面1000万円の給与をもらっても、ぜんぜん生活は豊かではない。手取りは800万弱になるのが普通だから。子供を持ったりすると余計に。ローンも抱え、子供も抱え、あまつさえ専業主婦をかかえると、それは大変です。

これらを避けると、結構見えてきます。

ただ、子供だけは日本の繁栄のためにも避けてほしくないとも思う。とすると、住宅ローンと専業主婦は、選択できる限り、ぜひ避けるべきかと。

避けない場合は、自分が何をしているか、しっかり意識することが大事。

専業主婦がいると、やはり、安心だし、自分の心も落ち着く。子供がいると特に。その意味で、いわゆるファイナンシャルフリーであれば、専業主婦がいたほうが家庭が落ち着く。ただ、それは対価を払ってのこと。いくらの対価を払って何をしているか、自分のしている行動を考えるのは常に大事です。

収入の少ない仕事でもやりがいはあると思う。ただ、その際は、ファイナンシャルフリーの選択肢をかなり狭めていることは常に認識すべき。

世帯収入2000万、世帯手取り1500万あれば、金融資産の構築はぐっと楽になります。まずはこの環境を得ることが、安定的な貯金生活の第一歩かと思います。

専業主婦と、子供、住宅ローンを抱えながら、年間所得の半分を貯金するのは、たとえ1000万円もらっていても容易ではないですから。

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